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●お子さまの成績はお子さまが決めている
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こんにちは、たけだようこです。
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私達は何であれ、自分で決めて行動していると思っていますが、実は自分の中のもう一つの無意識の「大きな力」によって自分の行動を決められていると言ったら、信じられますか？
いやいや、そうは言っても自分のことは自分で決めてるから、と思いますよね？では、何を基準にその行動を決めているでしょうか？今までの経験をもとに判断したり、人のアドバイスを参考にしたり気分によって決めたりなど状況により様々かと思います。
あなたの下した判断こそ、「あなたらしさ」そのものに他ならないわけですが、逆に言えば、あなたの“いつものパターン”に型押しされた一定の型にはまってしまった判断とも言えます。
あなたを責めているわけではありません。あくまでも話題はお子様の“勉強のやる気”についてです。つまり、お子様が「自分はこれくらいの成績」と“いつものパターン”で型押しされた自分に縛られてはいないかどうか、もう一度見直してみませんか？という提案です。
脳の働きを研究していらっしゃる黒川伊保子さんによれば、人間の脳の働きは４つだそうです。“感じる力”と“考える力”とそれらを結びつける“直感力”と寝ている間に蓄えられる“記憶”という知識工場。
成績を伸ばすには、演習問題を解くための思考力を高めることが大事なのだと“考える力”ばかり伸ばす事に重点を置いてしまいがちですが、ここではお子様が成績を上げたいと思う大きな動機となる“感じる力”の大切さについて、今一度見直してみましょう。
成績が伸びる子と伸びない子の違いは、結論から言ってしまえば“セルフエスティーム”が高い子かどうかの違いと言えます。“セルフエスティーム”つまり、自尊感情を高めればお子様の成績を上げることは簡単です。
「勉強、ちゃんとした？」「テストの成績どうだった？」という代わりに、夕飯どきにでも「テスト勉強を、よく頑張ってるね」とさり気なくねぎらいの言葉をかけてあげた方がお子様はお母様から大切にされていると感じ“セルフエスティーム”を上げることができるでしょう。
また「部屋を片付けなさいってあれほど言っているでしょう？」という小言の代わりに、お子様が手が届かない所は少し片づけを手伝い、掃除のときに、お子様の机の上の消しゴムのカスをキレイに取り除いて、ピッカピカに拭いておいてあげ、片付いた部屋の気持ちよさを感じさせた方が、お子様の自尊感情を高めるには効果的でしょう。
ポイントはしつけとは区別して考えるということです。ここだけの話ですが、しつけに捕らわれていてはお子様を本当に大切になどできません。自分でさせるのも大切かも知れませんが、親元を離れ一人暮らしをいよいよスタートさせた後、小まめに掃除をして小ぎれいな部屋で過ごして欲しいと願うなら、今、気持ちよく片付いた部屋でお子様に過ごしてもらうのが良いでしょう。
一つ一つ、お子様が「大切にされている」と感じられる優しさを積み重ねていくことでしか、お子様の“セルフエスティーム”は上げられないと思った方が良いかも知れません。もう一つヒントを言うなら、お子様への思いやりは、決して“甘やかし”などではないということ。一般常識や世間の風に惑わされず、大胆に我が子への思いやりの基準値を上げていきたいですね＾＾
成績アップの秘密は、“考える力”よりもむしろ、自分の居場所（成績）を定めるための“感じる力”が鍵なのです。
では、今回はここまでです。
次回もお楽しみに。
To Our Happiness!
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