Putimama Investments

でも　外に出て働くなんて　自分にはできないと思っていました。

子どもがうちに帰ってきたら　お母さんが「おかえり」と言ってくれる

そういう環境にしてあげたいという気持ちがあったのです。

自分が子どもの頃　鍵っ子で寂しい思いをしたのが

そういった気持ちを持つにいたった大きな理由だと思っているのですが。

そして　自分が就きたいと思う仕事がなかったのも理由のひとつです。

自分の好きなこと　やりたいことが、まだよく見えていなかったのです。

そして　白状しなければならない理由が　もうひとつあります。

これが　一番やっかいで　私をがんじがらめにしてしまう　思考のパターンでした。

逃げているとしか思えない言い訳なのですが　心の底から　そういうふうに

思い込んでいました。

自分には何もないと思い込み　今の自分だけではなく　過去の自分も

これからの未来の自分も　自分の手で否定し　つぶそうとしていました。

頭の中は　自分を否定する言葉であふれ返っていました。

たとえ人から侮辱されても　自分はそのくらいの価値しかない人間だから

何を言われてもしかたがないと思っていました。

世の中の全てから　拒絶されているような　そんな感覚をいつも持っていました。

子育ても　そういう鬱々とした気分をいつも抱えていたので

つらく　苦しいものでした。

家事も　育児も　すべてが義務でした。

子どもはかわいくて仕方ないのですが　私の　そんな子どもへの愛情も

全てを届けることはできず　空回りしている部分もありました。

でもある日

『その　今のコンプレックスこそが　あなたの財産だ』

と言われ　その言葉を聞いて　とても救われました。

人それぞれ　考えていることも顔も違いますが

似たようなことで　悩んでいる人も多いということに気がついたのです。

その苦しみを自分の中に昇華することができずにいたのですね。

自分を縛りつけていた思い込みが何かを見つめ　本当の自分自身の姿を鏡に映して

等身大の自分自身をすっぽり受け入れることができれば

行き先は自然と見えてきます。

鏡は　身近な人です。

きっとありのままの自分の姿をきっと映し出してくれています。

自分の進む方向が見えれば　あとは　歩き出すだけですよね。

最初の一歩は重い。

立ち止まっていた状態から　一歩を踏み出すときの労力は並大抵ではありません。

一歩をなかなか踏み出せないのは　時間がないという理由からではないはずです。

自分にとって　今　何が一番大切かを1年後の自分と向き合いながら

10年後の自分とも向き合いながら考えていきたいと思っています。

時間がないのは　きっと　雑用のせい。雑用に2時間だけ　集中して費やして

後の時間を自分のことをする時間にあててみませんか？

日ごろ　時間があったらぜひ取り組みたいと思っていることを

今日からはじめてみませんか？

毎日毎日続けていたら　その道のスペシャリストになる日は

そんなに遠くはないはずです。

日ごろから気になっていること　取り組みたいと興味を持っていることこそが

実は１０年後の自分を形作るのではないかと思います。

自分の好きなことに固執する気持ちこそが　生きるエネルギーそのものなのです。

最初の一歩はあんなに重かったのに　徐々に加速が増してきて　そうなったら

周りのこと全てが円滑に動き始め　いつのまにか　自分もずいぶん変わったなあと

ふと気づいたりします。

「考えない　考えない　行動する」

これが　うまく物事を運ぶ人の行動パターンだそうです。

「考える　考える　行動しない」

これは　その逆の人の　行動パターンだそうです。

とりあえず　やってみる。

答えはその後　見えてくるようです。

「人から見て　自分はどう映るのか？」

これも　どうも自分の中で作り上げた自分自身の声のようです。

今まで他のことや　他の人のせいにしていた　行動しない理由や壁は

実は全て　自分が作り上げていたのだということに気がついてからは　スルリと

いとも簡単に　自分の考えを言葉や行動に移せるようになりました。

自分の考えや欲求に沿って言葉を発し　行動を起こすようになると

今まで抱えていたストレスが　不思議なくらい消えてなくなりました。

周りの人たちも　私の言葉に熱心に耳を傾けてくれるようになりました。

そして　本題である　子どもたちとの関わりがとても円滑になりました。

私の言葉を　ありのまま受け止めてくれるようになりました。

行き過ぎた解釈や　悪い解釈をせず　言葉どおりに受け取ってくれるので

コミュニケーションが取りやすくなり　気持ちのよい会話ができるようになりました。

勉強に関して言えば　自分から進んで取り組むようになりました。

「勉強さえなければいいのになあ・・・」などという子どもの口癖もここのところ

聞かなくなりました。

子どもたちが　誰よりも　私の言葉を熱心に聞いてくれるようになりました。

子どもたちと　言いたいことを　きちんと伝え合えるようになりました。

勉強を通じて　子どもたちとの関わりをさらに深めていきたいと　いつも思っています。

勉強をして身につく知識もさることながら　毎日こつこつと努力を積み重ねることが

大きな力に結びつくことを　勉強を通して子どもたちに伝えたいと思っています。

毎日こつこつと努力を積み重ねていく力　こういう心の体力を上げていけば

成績は必ず上がりますし　勉強以外の　たとえばスポーツをするにしても

将来どんな仕事をはじめたとしても　満足のいく結果を得ることができるはずです。

子どもたちには勉強を通じて　物事への取り組み方を身につけてほしいと思います。

物事への取り組み方を身につけるという意味で　私は　勉強はとても大切で

意味のあるものだと考えています。

その結果　つまり成績が良いと　希望する大学や会社に入るために

有利になったりしますが　そういう能力が買われてのことだと思います。

勉強を通じて培った能力を　どんな形で将来生かしていくかは

人それぞれだと思いますが　自分自身の夢を育てていくことも

同時進行で進めてほしいですし　ぜひ　その手助けもしてあげたいですね。